国税の納付の猶予制度とは?
国税の納付の猶予制度とは、納税者が国税を期限内に納付することが困難な場合に、税務署長の許可を受けて、納税を猶予する制度です。
猶予を受けることができるのは、次の要件をすべて満たす場合です。
- 国税を一時に納付することにより、事業の継続又は生活の維持を困難にするおそれがあると認められる。
- 納税について誠実な意思を有すると認められる。
- 猶予を受けようとする国税以外の国税の滞納がない。
猶予を受けた場合、原則として1年間納税を猶予されます。ただし、状況に応じて更に1年間猶予される場合があります。
猶予期間中の延滞税は軽減されます。また、財産の差押えや換価(売却)は猶予されます。
猶予制度を利用するには、税務署に申請する必要があります。申請に必要な書類は、次のとおりです。
- 納税の猶予申請書
- 所得証明書
- 住民票
- 戸籍謄本または抄本
- 猶予を受けようとする国税の納付書
納税の猶予制度は、納税者の経済的負担を軽減し、納税の適正化を図るための制度です。納税が困難な場合は、税務署に相談し、納税の猶予制度を利用することを検討してみてください。
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