確定申告の「損益通算」と「繰越控除」とは？
確定申告の「損益通算」と「繰越控除」とは、次のとおりです。
- 損益通算
損益通算とは、同じ所得区分内にある利益と損失を相殺して、課税所得を減らすことです。例えば、株式の譲渡損失と株式の配当所得を相殺することができます。
- 繰越控除
繰越控除とは、ある年の損失を翌年以降3年間にわたって繰り越して、税金を減らすことです。例えば、株式の譲渡損失を翌年以降3年間にわたって繰り越して、株式の譲渡益から控除することができます。
損益通算と繰越控除は、どちらも税金を減らすことができる制度ですが、適用できる所得区分や条件が異なります。損益通算は、同じ所得区分内にある利益と損失を相殺できるため、より多くの税金を減らすことができます。一方、繰越控除は、損失を翌年以降3年間にわたって繰り越して税金を減らすことができるため、損失が発生した年の税金を減らすことができます。
損益通算や繰越控除を適用する場合は、確定申告書に必要書類を添付して提出する必要があります。必要書類は、所得区分や損失の種類によって異なります。詳しくは、国税庁のホームページをご覧ください。
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