専門実践教育訓練

専門実践教育訓練とは

専門実践教育訓練とは、労働者の中長期的なキャリア形成を支援するための制度です。厚生労働大臣の指定する専門実践教育訓練を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った教育訓練経費の一定の割合額をハローワークから支給されます。

専門実践教育訓練の対象となる講座は、以下の要件を満たすものです。

  • 労働者の中長期的なキャリア形成に資する教育訓練であること
  • 1講座あたりの教育訓練期間が300時間以上であること
  • 教育訓練修了後に、労働市場において即戦力として活躍できる技能や知識が身に付くものであること

専門実践教育訓練給付金の支給額は、以下のとおりです。

  • 受講費用の50%(年間上限40万円)が訓練受講中6か月ごとに支給されます。
  • 資格取得等をし、かつ訓練修了後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、受講費用の20%(年間上限16万円)が追加で支給されます。

なお、失業状態にある方が初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する場合、受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、別途、教育訓練支援給付金が支給されます。

専門実践教育訓練の流れは、以下のとおりです。

  1. 専門実践教育訓練の申込をする(入学金等をいったん全額支払う)。
  2. 6か月ごとに、ハローワークで支給申請を行う。
  3. 教育訓練の修了、資格の取得、一般被保険者としての就職をしたら、ハローワークで追加給付の支給申請を行う。

専門実践教育訓練は、労働者のスキルアップやキャリアアップを支援する有効な制度です。キャリアアップやスキルアップを考えている方は、専門実践教育訓練の受講を検討してみてはいかがでしょうか。

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