就業促進定着手当とは
就業促進定着手当とは、雇用保険の基本手当を受給中に、再就職先で6か月以上働いたものの、その6か月間の賃金が離職前の賃金よりも下回った場合に支給される手当です。
対象者
- 雇用保険の基本手当を受給中の者
- 再就職先が6か月以上雇用見込みがあること
- 再就職先での6か月間の賃金が、離職前の賃金よりも低いこと
支給額
- 低下した賃金の6か月分の合計額
- 上限:基本手当の支給残日数の40%
支給申請方法
- ハローワークで支給申請書を提出
- 再就職先から雇用保険被保険者証の写しを提出
- 再就職先から雇用契約書の写しを提出
- 再就職先から賃金台帳の写しを提出
就業促進定着手当は、再就職先での賃金が下がった場合の生活を保障するための手当です。支給要件を満たす方は、ぜひ申請を検討してみてください。
具体的な例としては、以下のようなケースが考えられます。
- 離職前の賃金が月収30万円で、再就職先での賃金が月収25万円の場合
- 離職前の賃金が時給1,000円で、再就職先での賃金が時給900円の場合
このようなケースでは、就業促進定着手当の支給対象となる可能性があります。
注意点
- 再就職先での賃金が離職前の賃金よりも低いことが条件となるため、賃金台帳の確認を忘れないようにしましょう。
- 支給額の上限は、基本手当の支給残日数の40%であり、基本手当の支給残日数が少ないと、支給額が小さくなることに注意しましょう。
就業促進定着手当は、再就職先での賃金が下がった場合の経済的な負担を軽減するための重要な手当です。支給要件を満たす方は、ぜひ申請を検討してみてください。
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