特定一般教育訓練とは
特定一般教育訓練とは、労働者の速やかな再就職と早期のキャリア形成に資する教育訓練です。厚生労働大臣の指定する特定一般教育訓練を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った教育訓練経費の40%(上限20万円)をハローワークから支給されます。
特定一般教育訓練の対象となる講座は、以下の要件を満たすものです。
- 速やかな再就職と早期のキャリア形成に資する教育訓練であること
- 1講座あたりの教育訓練期間が120時間以上であること
- 教育訓練修了後に、労働市場において即戦力として活躍できる技能や知識が身に付くものであること
特定一般教育訓練給付金の支給額は、以下のとおりです。
- 受講費用の40%(上限20万円)が受講修了後に支給されます。
なお、失業状態にある方が初めて特定一般教育訓練を受講する場合、受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、別途、教育訓練支援給付金が支給されます。
特定一般教育訓練の流れは、以下のとおりです。
- 特定一般教育訓練の申込をする(入学金等をいったん全額支払う)。
- 教育訓練の修了後、ハローワークで支給申請を行う。
特定一般教育訓練は、労働者の再就職やキャリアアップを支援する有効な制度です。再就職やキャリアアップを考えている方は、特定一般教育訓練の受講を検討してみてはいかがでしょうか。
特定一般教育訓練と専門実践教育訓練の違いは、以下のとおりです。
項目 | 特定一般教育訓練 | 専門実践教育訓練 |
---|---|---|
対象 | 再就職やキャリアアップ | 中長期的なキャリア形成 |
教育訓練期間 | 120時間以上 | 300時間以上 |
給付率 | 40%(上限20万円) | 50%(上限40万円) |
支給方法 | 受講修了後 | 受講中6か月ごとに |
特定一般教育訓練は、再就職やキャリアアップを短期間で実現したい方に適した制度です。専門実践教育訓練は、中長期的なキャリア形成を目指す方に適した制度です。
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