一般教育訓練とは
一般教育訓練とは、雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練であり、厚生労働大臣が指定する講座を受講し、修了した場合、本人が支払った教育訓練経費の20%(上限10万円)がハローワークから支給される制度です。
一般教育訓練の対象となる講座は、以下の要件を満たすものです。
- 雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練であること
- 1講座あたりの教育訓練期間が120時間以上であること
- 教育訓練修了後に、労働市場において一定の技能や知識が身に付くものであること
一般教育訓練給付金の支給額は、以下のとおりです。
- 受講費用の20%(上限10万円)が受講修了後に支給されます。
なお、失業状態にある方が初めて一般教育訓練を受講する場合、受講開始時に45歳未満であるなど一定の要件を満たせば、別途、教育訓練支援給付金が支給されます。
一般教育訓練の流れは、以下のとおりです。
- 一般教育訓練の申込をする(入学金等をいったん全額支払う)。
- 教育訓練の修了後、ハローワークで支給申請を行う。
一般教育訓練は、労働者のスキルアップやキャリアアップを支援する有効な制度です。スキルアップやキャリアアップを考えている方は、一般教育訓練の受講を検討してみてはいかがでしょうか。
一般教育訓練と特定一般教育訓練の違いは、以下のとおりです。
項目 | 一般教育訓練 | 特定一般教育訓練 |
---|---|---|
対象 | 雇用の安定・就職の促進 | 速やかな再就職と早期のキャリア形成 |
教育訓練期間 | 120時間以上 | 120時間以上 |
給付率 | 20%(上限10万円) | 40%(上限20万円) |
支給方法 | 受講修了後 | 受講修了後 |
一般教育訓練は、幅広い分野のスキルアップやキャリアアップを支援する制度です。特定一般教育訓練は、再就職やキャリアアップを短期間で実現したい方に適した制度です。